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【ブログ更新】有酸素性運動でも、筋肉はつくの?
こんにちは!
健康運動指導士で
NSCA・CSCS
FMS Level1.2 Certified
片平和誠です
筋肉をつける(筋肥大)には、
やはり筋力トレーニングが
最適ですが、
ジョギングなど有酸素性運動でも
筋肉はつく(筋肥大する)のでしょうか?
これまでの研究から、
有酸素性運動は
トレーニング経験のない高齢者において
遅筋(持久性の高い筋肉)の筋肥大を増加させることが
示されています
特に不活動(一日の活動量が少ない)
の高齢者で増加すると
言われています
ですが、
有酸素性運動で
遅筋の筋肥大をねらうには、
最大心拍予備能(年齢や安静時の心拍数から計算される運動強度を表す数値)の
80%以上と、
比較的強度の高い運動を
が必要とされています
また、
筋肥大が起きるのは
運動始めた初期の段階に限られ、
長期間続けていくと
逆に速筋の筋肥大を妨げる可能性も
示されています
そして、
若い方や
トレーニング経験のある人では、
有酸素性運動では
筋肥大は起きないと言う
研究が多いようです
ですので、
有酸素性運動で筋肉がつくのは、
不活動でトレーニング経験のない高齢者において
有酸素性運動を始めた初期の段階に
限られる
と言うことですね
有酸素性運動で遅筋が肥大する理由は、
筋肉の中でエネルギーを作り出す
「ミトコンドリア」
と言うタンパク質が増えることが主な要因で、
筋肉の力(張力)を発揮する主役である
「筋原繊維」
のタンパク質の増加には
変化がないそうです
遅筋(持久性の高い筋肉)には、
もともと
速筋(瞬発系の筋肉)よりも
ミトコンドリアが多いです
なので、
分かりやすく言えば、
有酸素性運動によって
ミトコンドリアが増えて遅筋は太くなるけど、
筋力そのものはあまりアップしない
と考えられます
有酸素性運動も、
筋力トレーニングも、
それぞれメリットとデメリットがあります!
目的に合わせて
トレーニング方法を選択しましょう